HDDをたくさん積める自作NAS (ハード編)

MicroserverでNAS作ったり、QNAPとかSynologyのNAS買ったりしてもいいんだけど、
前者はHDDがあまり積めないのと、後者は高い割に最大でも1つの筐体で10台くらいしかHDD積めないので、
自作NASを作ってHDD積みまくることにした。

【自作NAS要件】
① 既成品よりHDDを多く積める (今回はSATA 22ポート)
② NASの基本サービス(Samba, DLNA, NFS, iSCSI)が利用できる
③ ファイルシステムにZFSが利用できる
④ ③を安定的(精神的な部分も含め)に運用できるようECCメモリを実装できる
⑤ NICを束ねる事(bonding)ができる (1Gbps x2)

以上の要件を踏まえて材料集め。

【材料】
CASE: Antec Nine Hundred AB (家にあったケース、確か3.5インチベイは6つ)
CPU: Intel Pentium G3258 (3.2GHz Dual-Core, ECC対応)
M/B: ASUS P9D WS (Unbuffered ECC対応, SATA3 x6ポート)
MEM: Kingston KVR1333D3E9SK2/16G x2 (Unbuffered ECC)
PWR: Corsair RM1000 (1kW)
HBA: LSI SAS 9211-8i x2 (PCIe[x8] SATA3 8ポートx2)
SSD: CSSD-S6T128NHG6Q x2
HDD (新規購入の他にQNAPで使っていたHDDも流用)
WDC: WD30EFRX x6, WD40EFRX x3, WD60EFRX x4, WD60EZRX x2
Seagate: ST8000AS0002 x4
HGST: 0S03361(ALE640) x1

今回検討するにあたりPentiumがECC対応していることに驚いた。
Xeon入れなきゃダメかなとおもっていたけど、安く上がった。
ただ一般のマザーボードはECC対応していないので、割高のワークステーション用マザーを購入。
これでもRegisteredなメモリはダメで、Unbufferedのみ対応。仕方ないね。
ワークステーション用だからか、オンボードNICが2つ付いてる。

メモリはUnbuffered ECCなものを32GB、ZFSはメモリをたくさん使うのでそこそこ積んだ。

電源は1000W、たくさんのHDDが一斉にスピンアップすると考えると、これくらいあると安心かな。

そして今回HDDを多く積むために購入したのが、SASホストバスアダプター。
SATA3対応のものはヤフオクで1枚1万~2万くらいで手に入る。
miniSAS端子2つから8つのSATA端子に枝分かれできるので、2枚積めばSATA 16ポート。
マザーの6ポートと合わせて22台確保できるので、これでガンガン積める。
マザーのPCIe x8以上のスロットはまだ2つ余っているので、もっと積もうと思ったら積める。
SASエキスパンダーカードを使うという手もある。

SSDはシステム用、2台でミラー構成にするため用意。
HDDは最初WDでまとめようと思ったけど、Seagateの8TBにそそられて導入。
合計で総容量は102TBだけど、SSDと同じくミラー構成にするので最大で50TBより少ないくらい。

この材料だとドライブ22台認識させる事はできるけど、
PCケースには6台、5台積めるHDDエンクロージャーをケースに3台積んでも15台までしか内蔵できない。
そうなるとHDDは外に出して、ケースなりに入れて設置することになるわけだ。
調べてもらうとわかるけど、外付けのエンクロージャーは高いし、SASのアダプタやケーブルも高い。
もう1個PCケースを買って、その中に積むのも検討したけど、結局こうなった。

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長めのminiSAS-SATAファンアウトケーブルと電源ケーブルでPCケース外に伸ばし、
スチールラックの上に裸族のビキニでHDD4台積み上げて、12cmファンの扇風機で冷却。
HBAの16ポート分はこれで設置して、残りの6台はPCケースに内蔵。
埃をHDDに吹き付ける状態になるので、ファン扇風機の吸気側にフィルタを付けた。
次に材料コスト。

【材料コスト(HDD除く) 2015/08/28現在】
Antec Nine Hundred AB : \5,000 (中古でこれくらい?)
Intel Pentium G3258 : \8,278
ASUS P9D WS : \33,550
Kingston KVR1333D3E9SK2/16G x2 : \39,080
Corsair RM1000 : \20,968
LSI SAS 9211-8i x2 : \32,000
CSSD-S6T128NHG6Q x2 : \16,718
miniSAS → SATA ファンアウトケーブルラッチ付 x4 : \5,920
ミヨシ MCO 電源変換ケーブル 15PIN-大4P/4分岐 41cm JDH-SD4/41 : \2,156
変換名人 ペリフェラル(大4ピン) → SATA(15ピン)電源変換4分岐ケーブル IDEP-SPR/4 x4 : \537
センチュリー 裸族のビキニ HDD用スタンドキット CRBK2 x8 : \5,080
USBどこでもでか扇風機 ブラック UMF02BK : \6,400 (黒はもう売ってない?)

合計: \170,687

もう1枚HBAカードとケーブル類買っても20万超えない。
ECCメモリとかシステムドライブ冗長に拘らなければあと3,4万くらい安くなりそう。

【既成品NAS/サーバとコスト比較】
[4bay] HP Microserver N54L \12,980 (最安価格NTT-X売り切れ)
[8bay] ASUSTOR AS5008T \107,200
[8bay] QNAP TS-851 \139,798
[8bay] Synology DS1815+ \155,660
[10bay] ASUSTOR AS5010T \124,800
[12bay] QNAP TS-1253U-RP \329,486
[16bay] TS-1279U-RP Turbo NAS \411,354
[22bay] 自作NAS \170,687

積む台数が少ないならNASとかMicroserverでいいんじゃないかな。
安く多く積むなら自作ですな。

ソフト編は次回。

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